「君モテるね。羨ましいな。」
「君だってモテるんじゃないの?」
告白してOKもらうぐらいだし。
人のこと言えないだろ…
「ふふっ、それほどじゃないよ。
何組?名前は?」
「5のS。枢義麗音。」
「お金持ちだ。
僕はね、5のA。閖桜優真だよ。優真って呼んでね♪」
幼等部と初等部の頃は、A・B・C・D・E・Sの6クラスあって、
A〜Eは頭の良さで、Sは財力と頭の良さの両方で別れてる。
…から、普通のやつでも頭は良いんだな、っと思った。
「優真…?」
「麗音君はなんて呼ばれたい?」
「いや、なんでも…」
グイグイと押してくるところとかは俺とは似てないなと思った。


