「はぁ………」
なにやってんだ俺。
今一番喧嘩しちゃいけねぇやつだろ、優真は。
なのに…
馬鹿みてぇ…
「あの…、麗音君。
朔さんがきてるんだけど…」
「え?」
机に伏せてた俺に話しかけてきたのは、クラスの女子。
問題はそこじゃない。
鈴那が…きてる?
「入口のところで待ってるよ?」
そう言われて教室の入口を見る。
と、できるだけ人の邪魔にならないように辺りを見回してる鈴那がいた。
なんできてるんだ?
そんな疑問しかない。
まぁとりあえず行くけど。
「伝えてくれてありがとう。」
「えっ///う、うん。」
頬を赤らめるクラスメイト。


