幼馴染みだからなんだ
俺にはそんなの関係ない。
それに、本当に惚れてねぇ。
湊は怒ってるけど、こっちにはこっちの考え方があるつーことで…
譲らない。
「そんな中途半端な麗音には鈴那は渡さない。
絶対。」
「いいけど…
鈴那は絶対俺を好きになるよ。
その時は潔く諦めろ。」
「そんなことになるわけないだろ。」
………
「用がそれだけなら俺戻るわ。」
教室戻って優真と相談しなきゃいけねぇーんだよ。
手をヒラヒラと振って屋上をでる。
………鈴那は絶対渡さない
か。
確かに言われてトーゼンだな。
今まではそう言うこと言われなかったにしても、
中途半端すぎるもんな。
ちょっと反省。
こんどから気を付けよう。
まぁ今回はそんなの関係ないけど。