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「じゃあね、麗音っち。」
「あぁ。」
結局いい案も思い付かないまま放課後になった。
仕方ない。とりあえず迎えにいこう。
「鈴那ー」
「はい!」
名前を呼ぶと慌ててくる所がまた可愛かったりする。
そしてそのまま手を繋いで俺の家への路地を歩く。
「…麗音君って毎年そんな感じなの?」
家に向かってる途中、鈴那は袋を持った方を見ながら聞いてくる。
「……まぁ。」
そう言うと鈴那は少し悲しそうな顔をしたあと、凄いね、と言って笑った。
まぁ確かに他の女からもらったやつなんか見たくねぇよな…。
けど、捨てることも出来ねぇんだよ。
しばらくお互い無言のままだった。
◇麗音SEID(END)◇


