─────そして今に至る
「ふつうバレンタインなんて忘れる?」
「うぅ…すみません。」
いや、でも、だから湊に相談してるわけで…
アドバイスがほしいわけですよ。
「まぁとりあえず作るしかないでしょ。」
「それもそうだけど…
何を?」
今までクッキーしか作ったことしかない私に何がつくれるのでしょうか…?
「無難にトリュフとかは?
やり方は教えるからさ。」
「ありがとう!」
湊は男のくせに料理とかお菓子作りとかできてさー
羨ましすぎる。
私も少し頑張ろうかな…
麗音君を喜ばせたいし。
「じゃあ一緒に作ろうか。」
そうして買い物をしてから作ることになった。


