─────放課後
「鈴那、勉強はかどってる?」
「うん。麗音君のお陰で分からないところも無くなったし…
ありがとう。」
帰り際、昨日まで麗音君に勉強を教えてもらったお礼を言っていた。
なんとなくソワソワしてるように見えるのは
気のせい?
なんでだろう…
そう思ってた私がバカだった。
隣を通りすぎていったカップルの一言に
私は凍りつく。
「明日のバレンタイン楽しみにしててね!」
「お前から貰えるならなんでもいいよ。」
「………………」
嘘でしょ…
もうそんな時期なの!?
完全に忘れてた…
メニュー