「『あ い し て る』?」
書いてある文字を鈴那が読む。
夜空には俺が神坂兄妹に頼んだ、
「愛してる」の文字。
「鈴那、愛してる……
だから、これからも俺の傍にいて。」
「はいっ!」
鈴那の返事とともに、もう一回キスをする。
今度はさっきよりも深くて甘いやつ。
けどこの笑顔を絶対消させはしない。
ずっと好きでいる。
何年たっても、何十年たっても、
もう離さない。
ずっと傍にいる。
……傍にいるから、
鈴那はずっと、俺のそばにいて………
俺vsあいつ
俺がちゃんと落とせたけど…
もう俺の負け。
けど別に構わない。
だって俺は、
もっと大切なもの見つけたから………─────
俺vsあいつ
〜お前は絶対俺がおとす!〜
HAPPY END