「よし、鈴那最後にアレ行くぞ。」


「えっ!?あ、はい……。」


そうして鈴那を観覧車の方へ連れてく。





麗奈がいなくなってからしばらく。

荒れ始めていた俺。


こんなどうしようもない俺について来てくれたのは閖と昴と雅で…



本当感謝。



どんどんと空近くまであがってく観覧車の中で1人そんなことを考えていた。


「麗音君、あれ…」


ほとんどちっぽけで見えない閖たちが手を振ってるのか辛うじてわかる。



「なぁ、鈴那…俺さ、お前に会えてよかった。」



「……」


薄暗い空に1つの花火があがる。


それは俺が一番楽しみにしてたやつで…