もともと赤茶に近い茶色をしていた俺の髪。
けど、高校に上がる前に一回黒く染めた…
ら、意外と評判よくて、これからは黒くしようと決めた。
それを朔鈴那に話すと、それこそ意外そうな顔をされた。
そんな驚くことか?
一通り揃えて、また朔鈴那を見る。
茶色の長い髪の毛は、朔鈴那の小さい顔をさらに小さく見せて、
黒の瞳を一層際立たせていた。
「すげー美女。
お前ずっとこれでいろよ。」
ストレートの綺麗な髪を触りながら言う。
これなら4組のやつらが美少女って言うのもうなずける。
「で、でも…」
「問答無用。
分かったか?」
「はい…」
朔鈴那が頷いてから思うことがいろいろ…


