「えっ、あの!?」 言葉を遮られた鈴那は、今度は焦り始めた。 そうだ俺… まだ鈴那になんも言ってねぇ。 「一回しか言わねぇから、よく聞いてろ。」 鈴那の顎を持って、俺の方を向かせる。 少し涙を含んだ瞳はウルウルと、キラキラと光り、 鈴那の可愛さを強調させている。 鈴那の方に顔を近づけて、 『俺の方が、鈴那のこと大好きだから』 と囁く。 それと同時にカァー―と効果音が聞こえてもおかしくないくらい、鈴那の顔は赤く染まっていく。 そうゆう顔は大好きだ。