●○●○●+鈴那SEID+●○●○●
「鈴那ちゃーん!久しぶり♪
元気にしてた?」
金曜日の放課後。
帰る準備をしている私に話しかけてきたのは、なんと閖桜君だった。
本当に久々過ぎて話すことは何もない。
…と言うより何を話せばいいのか分からない。
そんな私とは裏腹に、閖桜君はペラペラと喋っていた。
「麗音っちがね、鈴那ちゃんのこと心配してたよ?」
「なんで、枢義君が?」
「そんなの麗音っちが鈴那ちゃんのことを好きだからに決まってるじゃん。」
……閖桜君の言葉に一瞬固まる。
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