けど、やられっぱなしは性に合わないから少しは余裕を見せてみる。 まぁ結局… 「麗音君ってキスの演じ方までは慣れてないのね。」 至近距離でそう言われたけど。 キスのふりなんか普段する必要ねぇだろ! そう言いそうになった。 けどあくまでもフリをしてるのに大声を出すわけにもいかず、 恭華さんの顔が離れるまで止まってた。 「上手く行った♪」 もう鈴那はいなくなったのか、恭華さんはめちゃくちゃ笑顔。 何がそんなに楽しかったのか教えてくださいよ… なんとも言えない敗北感に何も言えない俺。