──コンコン 「失礼します。」 次の日、私は病院にいた。 「鈴那ちゃんか。」 「お久しぶりです、ぐれんさん。」 「久しぶり。」 病室には男の人が1人…とベットに寝ている女の人がいる。 男の人は芝宮ぐれんさんって言う人。 女の人は鈴島ざくろさん… 「まだ目を覚まさないんですね…」 「あぁ。」 「本当にすみませんでした…。」 私がざくろさんの人生を狂わせちゃったんだ。 私が… ぐれんさんに深々と頭を下げる。 こんなことで許されるなんて思ってない。 思ってないけど…