「昴ありがと。 俺が全部解決して、それで… 早くお前らを学校に来られるようにするから。」 俺はやるよ。 「信じてるぞ麗音…」 どちらかともなく握った拳を合わせる。 コツンとなった、その手が、俺らの約束となり、絆となっていく……… 「お邪魔しました。」 「またきてくれ。」 「あぁ。」 神坂妹に会うことなく、昴に見送られながら俺は昴の家を後にした。 さて、これからどうするか… ここからが肝心。 どうしたら鈴那を、 どうしたら湊を… どうしたらみんなを……