違うならいい。 むしろ、違っててほしい。 屋上をでてすぐのところで鈴那に向かい合う。 「鈴那、お前苛められてないよな?」 「……」 その無言は肯定なのか? はっきり言ってくれよ… じゃないと、手が打てないだろ。 「表面的じゃないのは分からない。 だから、もし、陰で苛められたらちゃんと言え。 俺らがお前を守るから。」 鈴那はコクンと頷いた。 けど、その表情はうかないまま… 鈴那がいじめられてないって言うのなら俺は鈴那を信じるが… もし、苛められたら……………