―――――――――――――…… 「お邪魔しました。」 「凄く楽しかったよ。」 …帰りも車らしい。 あっちにつく頃は2時過ぎか。 楽しかったな。 車に乗る前に、もう一度神坂二邸を見る。 白い壁が光で反射して、輝いている。 収穫が多かった。 から、きて正解だな。 今まではあんなに嫌いだった毎年恒例の旅行。 今年は新たなメンバーも連れて、いつもよりちょっと違う旅行になった。 来たときと同じように、神坂邸からは俺の車で、 湊から家まで送っていった。