優真を先頭に後ろを歩いてる俺。
俺の隣に相変わらず俯いたままの朔鈴那。
どっからどうみても意味分かんない光景。
「ここでいいかな。」
やってきたのは、上履きのままでもいける優真お気に入りの中庭…
なにを話すことがあるのやら。
「あの…私に何の用でしょうか…?」
つくと同時に、朔鈴那が遠慮がちに優真に聞いた。
まぁ俺も気になるかな。
俺は顔を見たかっただけで、話をしたいとは思ってなかったし。
「まぁまぁ、そう焦らないの!」
「私、人…待たせてるので…」
優真の言葉にめちゃくちゃ困っている朔鈴那。
さすがにここまでする必要はねぇよな…
「優真、もうよくね?本人が帰りたいって言ってんだから。」
「え〜」