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「麗音様、起きてください。
今日からお出かけになるんでしょう?」
「あ〜そう。
今何時?」
「5時になります。」
はえぇ……
めったにこんなに早く起きねぇよ。
ただでさえ低血圧で辛いのに、まぁ仕方ねぇ。
用意して、閖の家から鈴那、湊の順番に迎えに行くんだよな。
6時30分に閖の家だから、急がねぇと。
「準備はしてあるよな?」
「はい、昨日のうちからすでに。」
「サンキュ、凍士(トウシ)」
俺の専属執事の黒海凍士。
俺と対して違いのない若いやつ。
親は有名な音楽家だけど、凍士の兄弟はみんな有名な家の執事をやってる。


