「あれから、15年たってるのに…。
最初から、話したほうがよさそうね。」



そう言って、窓のほうを見る。




ちらちらと雪が降っていた。




「健太くんも知っているとおり、クリスマスツリーが見れなくなってしまったのは…。
そう、今日のような雪の日のことだった。」