「お母さん、お父さん、いくよぉー! 3、2、1…。」 クリスマスツリーにあかりが灯る。 「ね、綺麗でしょ。安音が言ったとおりでしょ。 あのね、クリスマスツリー買ってくれてありがとう。」 とびきりの笑顔を私に向けて言った。 「そういうことは、お父さんに言いなさい。」 すると、安音は 「そっか!!お父さんに、言わなきゃ。」 と笑顔でいい、とたとたお父さんの健太くんほうに走っていった。