『たかが100点とったくらいで調子にのんなよ!甘えん坊 鮎美!』


まるで達兄と間違うくらい達兄に似ている声がした。


『兄貴も鮎美が100点とったくらいで褒めんなよ!鮎美が調子にのるだろ!』

そう言う、達兄には似ても似つかない達兄の弟の良平。


「そんなこと言う良ちゃんはどうだったの?
テストの点!」



『見ろ!!』


そう言って良ちゃんは
偉そうにテストを見せた。



0点…







0点!!




0点なんて…

ドラ○もんの、の○太くんや
サ○エさんの
か○おくらいしかとらない物だと思っていた…


「すごぉい!本物だ!」


『すごいだろ!100点よりも貴重だぜ!』


そう言って良ちゃんは自慢げだ。