「桃、今日一緒に帰ろうな」



「…あ、ごめん。今日は、千尋と帰る約束してるんだ」




「…そっか。じゃあ、明日は一緒に帰ろうな」





「うんっ!」






「俺さ、妹が桃でよかった」






「…え?どうして?」




「だってさ、めっちゃ可愛くね?凛、凛って寄って来るんだからさ。可愛くてヤバい…」






「…///」


そんな…

可愛いなんてっ///





「あたしも、凛がお兄ちゃんでよかった。かっこいいし、優しいし頼りになるし…大好き!」






「…だから、みんなの前でそういうことすんなって…///」






“そういうこと”…?















あ。













また、やってしまった。














抱きついちゃった。










「…そういうのは家でやって…///」





「…うん///ごめ…ん」






「…別に、いいけどさ」