あの雨の日。 『ずっと一緒に居よう。』 と言った俺への答えは…。 「弘海くんと話する。」 何かを吹っ切った紗由の… 強い瞳だった。 俺の答えは宙ぶらりんのまま、紗由からの連絡はなくて。 でも、後悔はなかったんだ。 今想い合えなくても、絶対に紗由と一緒に居る…。 そんな気がしてならなかった。 見つめる先は同じだって信じるしかなかった…―― .