「俺だ。入るぜ」
あたしが連れてこられた部屋は、あたし達がいた部屋から少し離れていた所にあった
「ああ」
中から男の人の声が聞こえると
原田さんと永倉さんが部屋に入っていった
「おい、お前も入れ」
「し・・・失礼します・・・・」
中には男の人がたくさんいて、みんな少し顔をしかめていた
それだけのことなのに、なんだか怖い・・・
思わず、原田さんの後ろに隠れてしまった
「おお、君!目が覚めたんだな!どうだ?具合は」
「ちょっ近藤さん!こんな怪しい奴の心配なんかするもんじゃねえよ!」
「そうか?でもな、トシ、この子は2日寝たきりだったんだぞ?」
「~~~っ!わかったよ!」
・・・・・何なんだろう、このやりとり・・・・
「はぁ、おい!お前!名前はなんていうんだ?」
「・・・へッ!?」
ビ・ビックリした・・・
急に話がこっちにくるんだもん・・・
えっと、あたしの名前は・・・

