―――一週間後

魔法管理委員会特別会議室には魔法管理委員の管理長を始め情報課、監視課やジャッジメントの偉い人が次々と入ってくる
MEEOからはもちろん弥生、洸…そして奏が会議に参加する
補佐のマナはMEEO本部で華澄や圭斗たちと待機となっていた


「皆さんお集まりありがとうございます」

そうみんなに挨拶したのは弥生だ

「緊急会議という形で収集をかけたのはキミかね?弥生くん」

「えぇ。管理長もお忙しい中すみません」

「いや…緊急となっては仕方ないからな」

弥生に質問したのは魔法管理委員会の管理長の松戸辰彦(まつどたつひこ)だ
弥生はみんなをまとめる同じ立場として信頼しているのだ

「遅くなりましたー」

気の引けた声を出しながら入ってきたのは蓮斗だ
今の今まで情報収集をしていたのだ
蓮斗の情報は一番の有力な手掛かりになるため会議のときは蓮斗も参加することになっている

「あら、蓮斗。遅かったわね」

「情報収集してたんで…。もしかして会議始まってる感じ?」

「いいえ、まだよ。とりあえず座ったら?」

「いや…ここでいい」