――――翌日

奏たち四人はいつもと変わらない日常を過ごしていた
特に変わったことも事件もなくだらだらと本部で過ごしている

「……」

そんな中、奏の特別指揮官室で一人パソコンと向き合っていた
すると不意にため息が出る

「はぁ…」

「そんなんじゃいつまで経っても“例の計画”終わんねぇよ?」

「……!?」

いきなり声にビックリして振り返るとそこには今まで情報収集に行ってた蓮斗と奏の使い魔のクロが居たのだ

「蓮斗…クロ…」

「よっ!」

『久しぶりだな奏』


「…あんたたちいつの間にか帰って来たの?」

「ついさっきな」

呆れた様子で二人を見る奏だが二人は傷一つなく元気な様子にホッとする

「なんか情報集めること出来たの?」

「あぁ…」

『ちょっと厄介なことが起きそうな感じだ』

「厄介なこと?」

イヤな予感がして仕方ない奏
まさかと思いながらに問う

「なにがあったの?」

「奴らが近々動こうとしてるんだ」

「…!?なんだって…」

「上のほうには先に報告してきたが…奴らに関する情報はお前が一番良く知っている。……そうだろ?奏」