魔法都市



「魔法科は50人。能力科は30人です。あまりにも多いので二班に分ける予定なんですよ」

「二班?」

「魔法科は魔法科で授業を。能力科は能力科で、という風に」

「それじゃ合同の意味なくない?」

いまの説明に不満げに言う奏

「一時間ほどそれぞれの科で授業をしたあと実践に入るんです」

「なるほど…」

「納得したかしら?」

「えぇ」

ルカ、アリアが魔法科·能力科の人たちに紹介しつつ説明をする
四人がMEEOに所属してることは言わず実力がすごいということにしてそれぞれに分かれ授業を始める


「能力者はともかく魔法使いがこの人数てことはそれほど魔法も多種多様ってワケか」

そう呟いていると後ろから突然声を掛けられる
振り返るとそこには咲哉がいた

「あ、咲哉くん」

「実践の時はよろしくお願いします」

「そんな固くなくていいのに」

苦笑いしながら言う

「あはは…すみません。じゃあ、またあとで」

「えぇ」

「水城、魔法科はこっちだって」

「わかった。いま行く」

魔法科には魔法使いの奏と悠太
能力科には能力者の華澄と圭斗でそれぞれ教えてることになったのだ