――――3日後
四人は魔法科にある実践演習場にやってきた
「思い切り私服だけどいいのかな?」
「だよなー」
普通科同様に魔法科、能力科にもちゃんと制服があるが詳細を細かく聞かされてない奏は普通に私服で来たのだ
「水城さんたちですね?」
そこへ一人の女性が声をかけてきた
「そうですけど…あなたは?」
「実践授業最高責任者の立花ルカと言います」
「立花…先生?」
「本来は能力科の教師をしています」
「能力科の…よろしくお願いします」
「こちらこそ」
お互いに握手をする
そして魔法科と能力科の生徒が集まっているところに案内する
「あなたたちの話はかねがね伺っていますよ」
「……どうせ悪い噂話でしょ」
奏がボソッと呟くとルカはクスッと笑い「違いますよ」と言う
「この間の通り魔犯を捕まえたりMEEOに所属しながらジャッジメントと全面協力してくださったおかげで仕事が少しは楽になったと皆さん言われてますよ」
「そりゃ…どーも」
「今回の授業ではビシバシ生徒の皆さんを鍛えてほしいですね」
「……がんばります」
変なプレッシャーを感じたような気がした奏


