「そうなのか?」
「えぇ。それに使い魔との契約初めてでしょ?」
「あぁ」
「この指輪になにかあった時用のストッパーみたいなものなの」
「へー…そんな便利なもんがあんのか」
指輪をはめて納得しながら言う悠太
「それと鍵ね」
「あぁ。さんきゅー」
ウルとの契約が一番大事な鍵を渡す奏
悠太が鍵を受け取ったと同時に指輪が光る
「……!?なっ…」
(指輪が…光った!?)
「これで契約完了よ」
「え…」
しばらくして指輪の光りが消える
「つーことで…よろしくな。マスター」
「あ…あぁ。…ってマスター?」
ぎこちなく握手をする二人
「マスターっていうのは使い魔と契約した人たちのこと。つまりあたしたちのことよ」
「なるほどな…」
「ウルと篠原くんとの相性が良いみたいね」
「相性?」
「うん。たまーに相性の悪い使い魔がいるんだけどね」
相性とは契約者(マスター)と使い魔がどれくらい気が合うかということだ
相性が悪いと使い魔が契約者をマスターと認めず契約を切ることがあるのだ