「姉さんと同じところにいるんだよ」

「え…えぇぇぇぇぇぇぇっ!?」

要の大声が響く
咲哉が「ちなみに魔法使いな」って言うと再び大声出してビックリする

「でもね、水瀬くん」

「は…はい」

「あたしがMEEOにいることは内緒よ。もちろん学校の人たちにもね」

「え…」

「ややこしくしたくないのよ」

「わ…わかりました!」

ビシッと姿勢を正しくする要に奏がクスッと笑う

「そんなに緊張しなくていいよ」

「は…はい」

(なんていうか…不思議な人だな…)

―――――ピリリッ…

「ん?ケータイの音…?」

「ごめん。あたしの通信機だ」

「どうぞ、出てください」

「ありがと」

奏は一旦部屋から出て通信機を通して話している
残された二人は奏が話してる間話をしていた

「水城さんて…不思議な人だな」

「あ、やっぱりそう思うか?」

「やっぱりって…お前もそう思うのか?」

「まあな」

咲哉は最初に奏と出会ったことを思い出していた

「オレらと一つしか違わないのに大人って感じなんだよな」

「あー…わかるわかる」

そんな話をしてるとドアがいきなり開く