三人は高校からの付き合いで能魔学園の卒業生である
和眞とは大学からの付き合い
『これまたなにを熱心に調べてるの?』
『黒魔法についてよ』
『……黒魔法ってあの都市伝説の?』
百合華が調べていたことに驚く
いくら大きい研究機関の娘だからといって学校内でそこまでする必要があるのかと思った
『ほんとにあるかどうかって調べてただけよ?』
『まあ、いいけど…』
二人は時折心配していた
百合華が何か大きいことに首を突っ込まないかを
研究熱心なのは構わないが下手をすれば何が起きるか分からないからだ
百合華、夕紀、瑠奈は大学の研究サークルに所属しておりそこで魔法・超能力について研究をしている
『お前たちまーたここに居たのか。今日はお開きつったろ?』
その時少し低めの声をした男性が呆れながら入ってきた
その後ろにもう一人いた
『和眞くん!』
そう、それは和眞だ
瑠奈とは大学時代は付き合っていた
『カズの言う通りだよ?百合華』
和眞の後ろからひょこっと出てきた男性が朱理の父親の碧人だ
この当時はまだ百合華と付き合っておらず大学卒業に付き合い結婚をした
『あおくんまで…分かったわよ』
百合華、夕紀、瑠奈、和眞、碧人は大学時代を終えたあとそれぞれの道を進み……