南雲がまた戻ってから数日後MEEO地下数階下の特別訓練場で奏による特訓が始まろうとしていた
メンバーはいつも通り、悠太、華澄、圭斗、咲哉、要だ
これをタイマンで特訓をして行く
「さて、みんな集まったわね」
「これまた懐かしい場所に…」
「ここに連れて来たってことは…やっぱり?」
察しのいい華澄と圭斗に対して他三人はなんのことやら頭にハテナマークが付く状態で理解していない
「華澄正解」
二人の呆れた問いににやりと笑いながら楽しげにする
二人は内心、やっぱり特訓かと思ったがそれを口には絶対しない
どのみちどう足掻いても奏のあの厳しい特訓からは逃げられないのだから
「水城、ここって本部の地下なのか?」
「そうよ。篠原くんと咲哉くん、要くんは初めての場所よね」
「たしかに…」
「地下もあったんですね…」
いつもは地上であれこれしているため滅多に地下には来ない
それどころかあまり使われて居ない
自主練するなら地下(ここ)でなくてもどこでもしようと思えば出来るのだから
だけど実践経験を積むとなれば街中はもちろん被害が出るため特殊加工がされていて地上には響かない地下が一番向いているのだ


