魔法都市


「8割……か。ダウンロードにはどれくらいかかる?」

「それは予想出来ないわ。なにせ範囲が広いから早くて半月から1ヶ月ね」

「ま、しゃーねぇか」

"ダウンロード"とは第二の魔法都市は設計上問題なければ都市全体を魔法で全て具現化することだ

夕紀が計画していたものを奏が受け継いだことによって最初から何もかもやらなければならないため今まで時間が掛かったのだ

そしてダウンロードには計画した本人の魔法が必要なのだ

「黒羽が動くまでに間に合うようにはするわ」

「あんまムリだけはするなよ。お前よくぶっ倒れてるらしいからな」

「分かってるわ」

計画の図面を見せながら話す
とりあえず南雲が向こうへ戻るタイミングを見計らってMEEOメンバーを鍛えることとダウンロードを間に合わせることを優先させることにした

「そいや蓮斗さんたちいま居ないのか?」

「居ないけどなんか用なの?」

「せっかく戻って来たから直接情報交換しようと思ってさ」

「あー、なるほどね。本人に会ったら私から言っとくわ」

「サンキュ」

このあと南雲はMEEOを出て適当に過ごしたあとまた潜入先の黒羽へと戻っていく
そして奏はダウンロードを開始させると同時に悠太たちの特訓を始めるのだった