魔法都市


「キミたちの力に少しでも役に立てたなら私はそれで充分だ。……私はキミたちを信じてる。とくにお嬢さんをね」

「ありがとう碧人さん」

碧人が奏を見つめる瞳はまるで娘を見るような目をしていた
南雲もそれは感じていた

「あまり時間ないってわけか。オレは明後日にはまた向こうに戻るわ」

「南雲も悪かったわね」

「いや」

二人は碧人に戻ることを伝える

「二人とも、頼んだ…」

「はい。必ず朱理に会わせるので待っててください」

そう自信ありげに言うと碧人は少し微笑み「ありがとう」とお礼をして最上階をあとにする

地上に戻ると奏は特別管理室へ南雲を連れていき今のMEEOの状況と第二の魔法都市計画について説明をする

「とりあえずいまのMEEOの状況だけど、篠原くんが加わったことによって人数的に落ち着いてるわ」

「篠原?あぁ…新しく入ったっていう…」

苗字でどこかで聞いたことがあると思ったがそんなことなど気にせずに話続けてくれと言う

「能力的もやっぱり鍛えなきゃいけない部分はあるわね」

「ま、相手はあの事件を起こした研究機関だからな」

「そうね。で、第二の魔法都市についてなんだけど…だいたい8割が出来てるわ」