魔法都市


「……いや、いろいろと」

何故か間を開けて答える
奏のすごさは今に始まったこてではないが頭の回転の速さと納得さぜるおえないほどの気の強さ
自分の立場を利用するのでなく今の現状を理解しつつ今やるべきことだと思い動いている

奏に逆らえる者などいないのでは?と南雲は内心思っていた

「着いたわよ」

少し歩くと前回同様重たい扉があった
厳重管理している理由は碧人の居場所を知らせないためと彼自身能力者のためそれを察しされないためだ

彼を匿っているのは奏の責任
だから奏以外の人物との直接面会するのは禁止されている

「碧人さん、こんにちは」

「やぁ、お嬢さん」

碧人は振り返ると挨拶をする
後ろにいる南雲に多少驚いていた

普段奏しか来ないため彼女以外の人物が来るのは珍しかったからだ

「その方は?」

「あぁ…彼は南雲。MEEOの…って言うより私の直接の協力者なの」

「南雲です。突然彼女に呼び出されて…」

軽くお辞儀をしたあと苦笑いしながら言う
そして南雲をここに連れてきた理由と仕事のために研究所に潜り混んでいたこと
そして今の黒羽の現状報告を伝える

「……そうか、なんだか済まないことをしたな」