魔法都市


「なるなど…ちなみにこれ誰が考えたんですか?」

「もちろん、あたしに決まってるでしょ」

クスッと自信ありげに微笑む
弥生は作戦は奏に任せていた

この作戦は研究施設すべてに賭ける
見回りする警備員や管理人であれ他の研究グループの人間であれ…黒羽の連中であれ何故研究施設を使っているか分からない

「奏さん、怖い…」

「そんなことないよー?」

ニコニコとする

「ま、とりあえずこれで作戦は決まったしあとは当日待つだけかな」

そう言ったあと結界を解く
ひとまず作戦決行日を待つのみと施設の場所と回る箇所の確認を終えた

「さて、ひとまず伝えることは伝えたし…戻ろうか」

「そうですね。あ、ごちそうさまでした」

「どういたしまして」

ゆっくりとし時間を過ごしつつそれぞれ準備に取り掛かることにした

お茶を済ませ咲哉と分かれたあと奏は自分の家に戻る
だいたいは本部にある奏がいつもの部屋にいることが多いが近くにやってくる作戦はMEEOの上層部、弥生、洸、マナ、そして奏たちのみだ

いまそれを知られると後々めんどくさいことにしたくないためそのまま家に帰ってきた

「さて…取り掛かるとするか」