?「いってぇ!!
てめぇ俺が誰だか知ってんだろ!?
調子乗ってんじゃねぇぞ!!」
「はぁ?
あんた誰って感じなんですけど!!
そもそも失礼な事言っといて謝罪の1つもないわけ!?」
睨まれたので睨み返しながら言うと目を丸くさせながら驚いていた。
…私変なこと言った?
?「俺の事知らねぇのか?」
「知らない!!
今日はじめてここに来たんだし。
……外に出ることすら久し振りなんだから。」
?「意味わかんねぇし。
もしかしてお前ひっきーとか?
でもそんな性格でもなさそうだしな。」
「…ひっきー?」
理「ひきこもり。
ってか名前まだだったな。
俺は平良理央(タイラリオ)。
あんたは?」
「…森里杏里(モリサトアンリ)。
ちなみにひきこもりじゃないから。」
実名ではあの人に私がここにいる事がばれてしまうと思い、とっさに偽名を名乗る事にした。
「それ以上聞かないでね。
こっちだって色々あるんだから。」
理「わかったよ。
……それより家どこだ?
送ってってやる。」
「家なんてない。
ホテルにでも泊まろうかなーとか思ってたら銀行閉まってることに気づいて、どうしようって悩んでる時に絡まれたの。」
理央は訳がわからない、といったような顔をしている。
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