籠のトリ










"キンモクセイ"





と書かれていた。



伊「きん…もくせい…?」



風「どういう意味だ…?」



蒼「とりあえず、ここへ行くぞ。
下のやつらはここで待機させておけ。」




キンモクセイ、の謎を抱えたままそれぞれのバイクに跨り目的地へ向かった。
が、そこには誰もいない。

しかしあの紙切れは確実に佑真さんが残していったもの…絶対に意味があるものだ、と思い待つことにした。




1時間半が経過したが何かが起こる気配すらない。




幸「…どういうことだよ。
杏里は…杏里はどこなんだよ!!」



風「落ち着け!!
…今は佑真さんが来るのを待つしかないんだっ…。

それより、キンモクセイの意味わかったか?」



伊「…わかった。


"真実"だ。

花言葉に真実というのがある。
前に聞いたことがある…間違いない。



佑真さんが俺らに真実を話す、ってことか…?」




佑「正解だ。」




急に声が聞こえてきて全員が警戒しだす。
先代であるが、今の状況で慕ってられるほどの余裕がない。



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