籠のトリ










?「その子、どうするつもり?」





後ろから声が聞こえてきた。
振り返ると黒髪に赤色のメッシュの入ったかっこいい男の人が立っていた。




?「嫌がってんじゃん
それに俺らのシマで……許されるとでも思ってんの?」



男「え……お前…まさか…。」



?「"お前"?
誰に向かってそんな口きいてんの?」



男「すっ…すいませ……。」



?「目障りだから消えてくんない?」




男達は慌てて逃げて行った。
いきなりの展開に呆然としていると目の前にあの男が立った。

……身長高いなー。
ぼーっとそんなことを考えていた。




?「餓鬼はさっさと家に帰れ。」




…なにこいつ。
確かに私の身長は150で小さいかもしんないけど…




「私これでも17なんですけど!!」



学年でいうと…高校2年だし!!



?「は…?
小学生じゃねぇの?」




あまりにむかついたので思い切り足を踏んづけた。



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