「え…離してください。
私ついて行くなんて言ってないんですけど……。」



男「せっかくだし三人で色々と楽しもうよ。」



男「そうそう。
奢ってやんだから悪い話じゃねぇだろ?」



さらに強い力で引っ張ってきた。
それにより恐怖心が込みあがってきた。


私は腕を振り払おうと必死に抵抗した。



「離してください!!」



男「っせぇな!!
いいから黙ってついて来い!!」



「っ…嫌だ!!
離してって言ってんでしょ!?」



男「気持ちいいことしかしねぇから安心しろよー。」



1人は怒り、もう1人はけらけらと笑ってきた。
周りの人は見て見ぬふり……。
誰一人助けようとしてくれない。





…まぁ人って最終的に自分が1番だもんね。




私は抵抗するのをやめ、力を抜いた。
男達は私がその気になったと勘違いし、肩を抱いてきた。



男「大丈夫。
俺ら優しいからさ。」



男「あ、そこの店でよくね?」




せっかくあの人から逃げ出せたのに……。
私って本当についてないな…。




そう思ったその時……



.