籠のトリ





それから一週間・・・もちろん私の周りでは変化があった。

下っ端の人達が打撲や擦り傷などの軽い怪我をして倉庫へくるようになった。




「・・・ごめんなさい。」



下っ端「謝らないで下さいよ!
こんな怪我、日常茶飯事なんで!」



下っ端「そうっすよ!」



「・・・ありがとう。」



傷を見る限り、大池組は手を抜いている。
・・・理由はあれ、一般人に手を出すのはいくら大池組でもないのかな。


いや、あの人は欲しい物は何をしてでも手にいれる・・・このままで済んだらいいんだけど・・・・・・。





理「ま、とりあえず今の所大丈夫だな。」



伊「油断は出来ないけどな。
あと一週間・・・このままであってほしいが、おそらくそれはないだろう。」



蒼「・・・絶対に気を抜くな。」





あと一週間・・・





何を仕掛けてくるのだろう・・・





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