私は動揺を隠そうと必死になっていた。
今まで居場所がばれてたのに何もしてこなかったことに違和感と恐怖がつのっていく。





蒼「・・・1人での行動は今以上に制限する。
相手は組だが・・・俺達が出来ることは全力でする。」



理「俺がここへつれてきた。
・・・だから、最後まで逃げずに守りきってみせる。」






相手は組・・・しかも、中でも上にいる。
そんな人がここまで来ているのに、それでもそんな事を言ってくれる彼らに涙が出てくる。



外へ出て、皆みたいな仲間が出来て、楽しくて仕方のない毎日を送って・・・私は幸せだ。





「っ・・・ありがとうっ。」




この幸せ・・・いつまで続くのだろう。
永遠に続いてほしい。
もう、私は自由を奪われたくないっ・・・。



彼らを信じよう。
今私が出来ることはそれしかない・・・。



あの人から逃げきれるとは正直思えないけど、私を守ろうとしてくれているみんなを見てると・・・いけるような気がする。


でももし皆の身に何か起こったら、その時は・・・







「本当にありがと。」









私に守らせてね。




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