籠のトリ




退学騒動(?)から一週間後・・・


倉庫に一通の手紙が届いた。
私宛ての手紙だ。




理「珍しいな、手紙自体なかなかこねぇのに。」



封筒を見るが名前が書かれていない。
・・・なんか気味が悪いな。



とりあえず封を切って中身を取り出した。






『外の世界は楽しめたか?
いや、あれだけ嫌な目にあってて楽しめるわけがないか。

今まで自由にしてやったんだ、もう十分だろ?

さっさと戻ってこい。




あとこれは俺からのプレゼントだ。
・・・俺の側が一番安全だという事を改めて思い知るといい。』



な・・・にこれ・・・・・・。
名前は書かれていないが、すぐに誰からの手紙かわかった。
・・・私の居場所がばれてる。


冷や汗を流しながらもプレゼントとかいうやつが気になり、封筒から取り出した。




「っ・・・!?」



一気に顔が真っ青になっただろう。
それくらいこのプレゼント、とかいうやつは恐怖の対象でしかない。




蒼「どうした?」



蒼太の声にさえビクついてしまい、手に持っていた手紙とプレゼントというやつを落としてしまった。

みんなが拾い、見ようとしていたのを必死に止めた。




「や、やめて!
見ないで!!」



動揺していて反応が遅れたため、すでにみんなはプレゼントというやつを見ていた。



風「お、おい・・・なんだよこの写真・・・。」



理「これ、文化祭の時の日付じゃん・・・。」



手紙と一緒に送られてきたのはレイプされた時の写真だった。



伊「まさかっ・・・あの時学校から出て行ったのはこれが関係してたのか!?」



幸「そうなんだろ!?」




彼らの目はもう全てわかったような目をしており、言い逃れは出来ないと思い素直にあの日のことを話した。




.