籠のトリ




夜・・・繁華街を歩いていた1人の男の前から、大きな声で話している3人の男の子が横を通りすぎようとしていた。



男「あー・・・久々のゲーセン盛り上がったな!」



男「まぁあんな事した後だしさらに気分いいよなー。」



男「ほんまそれ!
あ、今日の写真見るか?」



そう言って携帯を他の2人に見せている。



男「うーわ、綺麗に撮れてんじゃん!」



男「つーか・・・






・・・森里杏里、良い体してたよなー。
感度は悪かったけど。」




笑いながら横を通りすぎた瞬間に聞こえた名前に対して、男は反応した。

すぐ近くの男の子の胸ぐらをつかみあげた。
それと同時に携帯電話が地面に落ちた。



?「・・・その携帯よこせ。」



男「は、はい!」



胸ぐらをつかみあげたまま、その場にいた他の男の子に携帯を拾わせた。
そして写真を見た瞬間、ぐっと手の力も強まった。



男は電話をかけるが、ワンコールで切り男の子達を睨みつけた。




?「・・・無事に帰れると思うなよ?
洗いざらい吐いてもらうからな。」



男「え、な・・・俺ら何もしてないんすけど・・・っ。」



?「何もしてねぇだと?」



さらに手の力を強めた時、ちょうど二台の車が止まった。



?「お前らが強姦したこの女は俺の女・・・
つまり・・・・・・













大池組の姫だぞ?」




その瞬間、一斉に顔を真っ青にさせあわて始める。
だがもう遅い。





?「・・・死んでこい。」





3人はスーツを着たごつい男達に体を紐で固定されてから車にのせらた。

もう1台の方からは青年が出てきた。




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