学校についた後、私の隣りには幸太郎と風雅がついててくれた。
全く道がわからないので職員室まで連れて行ってもらった。



中に入ると1人の男の人が近づいてくる。
その時、少しだけ…ほんの少しだけ寒気がした。




?「転校生ってこの子?」



幸「そうです。
森里杏里って言います。」



?「へー……森里杏里、ね。」



じっと私の顔を見てくる担任?らしき人。
なぜだかわからないけど背中に冷や汗が流れてきた。




春「担任の春波佑真(ハルナミユウマ)です。」



「あ…よろしくお願いします。」



風「朝も話したけど、先代だ。
それじゃぁ佑真さん、俺ら先に教室へ行きますね。」



春「あぁ。
俺ももうすぐ教室へ行くから。

森里さん・・・色々と気をつけてくださいね。」



「あ・・・は、はい・・・。」



幸太郎と風雅と一緒に教室へ向かっている間、春波先生のことを考えていた。
背中がぞくっとしたあの目・・・嫌な予感しかしない。

でもみんなの信頼する先代さんだし、問題ないかな・・・。




風「っていうか、佑真さんが敬語とか珍しかったなー。」



幸「確かに。
まぁ初対面で喋ってもないからかもな。

とにかく、佑真さんは信頼できる人だからな。」



「・・・うん。」



そう言われながらも正直とこかで疑っている。