「相手は…組なんだよ?
しかも日本で三本指に入るほどの所だよ…?」
理「関係ねぇよ。
俺らができるとこまで匿ってやる。」
伊「ただの家出じゃなさそうだしね。」
正直あそこに戻るのは嫌だ…。
せっかく自由になれたのに手離したくない。
「私はここにいたい…。
でもきっと…あの人は黙ってないよ思うよ?」
風「組相手に俺らは無力かもしれない。
けど…まぁ一度は引き受けたんだから逃げ出したりしねぇよ。
それに一応これでも族の中じゃ上だからな。」
「…ありがとう。
迷惑かけると思うけどよろしくね。」
私は素直に彼らの行為に甘える事にした。
ようやく自由になれた…。
これからは楽しくすごしたい。
風「それじゃこの話は終わり。
あ、そういえば杏里って学校行ってんのか?」
学校…行っていたけど途中で部屋に閉じ込められたから行けなかったんだよね……。
「中学3年の途中から行かせてもらえなかった。
滅多に部屋からも出してくれなかった。」
風「丁度いいじゃん。
俺らと同じ高校行こうぜ!!」
いやいや…急すぎだし。
それに勉強まともにしてない私がいけるわけがないじゃん。
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