「あの、離して下さい」
「話がある」
「あたし今日、用事があるので明日にしてくれませんか?」
「へぇ、それで逃げようとしてんの?」
「そんな事ありませんけど」
「なら良いだろ
来い」
「ちょっと待って下さい
あたしにも予定があるんです」
「予定?」
「はい
これから人と会うんです」
「そうやって嘘付いてにげんじゃねぇの?結局
俺が恐いんだろ?」
恐い?
殺し屋のあたしが?
馬鹿じゃない
「じゃあ五時半、呉梨先輩の指定した場所へ行きます」
「…」
少しの間があり呉梨が
「解った
必ず来いよ」
と言った
「解りました」
「来なかったら解ってるよな?」
「解ってます
何処に行けば良いですか?」
「港の第三倉庫に来い」
「解りました
では後でまた」
あたしは軽く頭を下げ呉梨達と別れた
駅に向かいマンションへ帰宅した

