「その化粧品、良いですよね
色も良いですし、あたし好きですし持ってます」
「え?本当?」
研は意外な顔をしていた
「はい」
あたしは微笑んだ
「これ、良いって言う奴、居ないんだよね
皆、微妙って言うんだよね」
「えー凄く良いのになぁ‥」
「何か意外
でも嬉しいかも
あたし研直美、宜しく」
「山崎鐚己です
宜しくお願いします」
「鐚己で良い?」
「はい」
「あたしの事も直美で良いよ」
「解りました」
「同じ年なんだから敬語、使わなくて良いよ」
「昔からそうなので癖ですね」
「そう、なら良いや」
それから化粧の話をしたら研と仲良くなれた
情報屋から教えられた、研は化粧の話が好きだと

