「全く主は本当に卑怯な奴じゃな」
私はソファーから立ち上がり男達の方に歩みを進めた
「やめろッ‥!
お前等、手ぇ出すなよ
下がれ!!」
「そうちょ‥!」
「何じゃ掛かって来ないか
詰まんない奴等じゃ」
私はソファーに座った
「お前、拳銃とか卑怯だぞ‥!」
「こんな大勢、送り込む主の方が卑怯かと思うがの?
それに私は殺し屋
拳銃は持っているのが当たり前だ」
「それに主は私の腹を刺したのに何故、一滴も血が出ていないのか気にならないのか」
「?!」
篠原は驚いたように私と自分が持っているナイフを交互に見ている
「そのナイフは特殊でな
切れないナイフなのじゃ
そしてこっちが切れるナイフだ」
私はスカートからもう一丁ナイフを出し腕を切り付けた
勿論、傷口からは血が流れ出た
シュッ
何かが私の元に落ちてくるのを感じた
私はその何かが落ちて来る前に間一髪にその場から逃げた
私はその何かを見た
落ちたのは物じゃなく者だった

