私は血の海になった部屋を出てマンションを去った
バイクに跨り携帯を出し電話を掛けた
「どうした?」
工藤の声がした
「北川が両親の事を知っていた
偶然なのか?」
「…」
「偶然じゃなさそうじゃな」
私は耳から携帯を離した
かすかに携帯から「赤!!」と私の名前を連呼しているのが聞こえる
私はそのまま電話を切って電源をオフにした
バイクのエンジンを掛け篠原が待っている倉庫へ向かった
向かってる途中でパトカーが追い掛けてきた
私が制限速度より上回っていたからだろう
だが私はパトカーを難なく撒き倉庫へ再び走らせた
少し経った頃、倉庫が見えてきた
私はスピードをもっと出しそのまま倉庫の窓ガラスから突っ込んだ
ガッチャーーンッ
キィーーッ
私は急ブレーキを掛けた
バイクが唸りを上げている
私はヘルメットを外し篠原を見た
篠原は驚いた顔でこっちを見ていた
「き、さらぎ‥?」

